お注射ちっくん!

幻 想 の 断 片 - 「ごめんなさい」

外来をしていると、たまに「いい子にしてないと、先生に注射してもらうよ!」と子どもを叱るお母さんを見かける。こういう注意の仕方は百害あって一利なしだと思うのでやめていただきたい。.

ひぃ!いいまくってるわ!
ごめんなさいごめんなさい!


‥‥でもうちの場合
「いい子にしてないと打たれる注射」→「1.5メートルの巨大注射」で
「いい子だけど打たないといけない注射」→「通常の注射」
ということになってます。
今んとこ、予防接種などについては
注射する意味を結構納得してだか
巨大注射じゃないからマシだと思ってか
わかんないけど一応すんなりいけてます。


‥‥ごめんなさいごめんなさい!!

想定の範囲のうちとそと

だいぶ前の話なんだけどね。

女の子って、カードとかシールとかお友達と交換するのが大好きです。
うちの1号(長女6歳)も、どっか遊びに行っては近所のお友達同士で交換してます。
楽しそうなのでほっといたんですが、ある日、彼女のカードホルダーを何気なくのぞいてみたら‥‥
カードが著しく減少してるではありませんか!
30枚ほど所有していたはずのカードが、5〜6枚にまで減っていました。
‥‥まぁ、ほとんどもらい物なんですけどね。
しかし、減りが酷い。
1号に聞いてみると、どうやら
年上のお姉ちゃんに上手いこと言いくるめられて、巻き上げられていたみたいです。
あーあ。
母、軽くショック。
でも、ま、よくある話っちゃ話で。
「カードの交換は、1枚あげたら1枚もらう」「多対1の交換はしない」
「あげたくない大事なカードは持って行かない」
「いらないカードは『いらない』という」
‥‥等々、ノウハウを伝授してみました。
そのうえで「1週間、カードを外へ持ってでない」という約束をしました。
少しインターバルをおきたかったんです。なんとなく。

んで、次の日。
1号が「カードは持っていかないよー!」と叫んでお外に遊びに行きまして
夕方、帰って来ました。
玄関を開けると、1号はお腹を押さえて
なんだか困ったような、悲しそうな表情をしています。
げ!またなんかあった?!と、わたくしビックリしてしまい
「どうしたの?!お腹痛いの?」「ちょっとお腹見せてみ」

おなかベロン。
バサバサー!
なんか、落ちた。
あ‥‥

カードだ。




おまえー! カード持って行くなゆうたやろがアホボケー!!!



‥‥あのね。
結構、ショックやね〜。
子供が嘘つくのって。
わたくし、正直かなりへこみました。
自分とこの子だけはそんなことしないって、妄信していた自分にもショックでした。


夜、だんなさんに「これこれこうで‥‥ショックやったわー」と話すと
ひゃひゃひゃと、笑ってました。
「そんなうそ、つくようになったんか」って。
なんか、嬉しそうでした。

そっか。
そういう風に考えればいいのね。
このひと「『いわゆるA級戦犯』は字ぃばっかりでおもんないからもうええわ」とかいうような
字を見ると頭がかゆくなる、なんてタイプの男ですが
そういうとこすげぇな‥‥と思いました。
わたしには、そっちのが、全然大事なんだ。


その後も、シール・カードをめぐるトラブルは続出。
「あの子は物を盗る」とかそういうことがおこってきました。
結局、子供だけでお外で遊ぶ時には
物品は持ってでないことに決めました。
「盗った・盗られた」は気分悪いもんね。
でも、いい経験でした。

Zoo!

お天気が悪いと外で遊べず、子供は退屈みたいです。
しかしながらこの『退屈』は、なかなか侮れませんね。
1号(長女6歳)が、なにやら一人でごそごそしています。
「動物園、作ってん!」というので、ちょっとサファリ。


動物園



ぞうがいました。
ぞう



‥‥なんだこりゃ?
なんだこりゃ


プレートを見てみますと‥‥
きりん
「きりん」。


‥‥シュール。


最後のこれは
わに
池の中のワニだそうです。


サファリおわり。